中1から内申点は関係ある?学年別の影響度まとめ
「中1の成績は内申点に入りますか?」という質問をよく受ける。答えは都道府県による。大阪府や埼玉県は中1から中3まで全部入る。一方、東京都や愛知県は中3の成績だけ。中1の成績が全く使われない。
対象学年が違うということは、いつから内申点対策を始めるべきかも変わってくる。この記事では、都道府県を対象学年で分類し、学年別にどう取り組むべきかを整理する。
中1から全学年が対象の都道府県
中1から中3まで全学年の成績が内申点に反映される都道府県では、中1の1学期から気を抜けない。代表的な県は大阪府、埼玉県、新潟県、長野県など。
大阪府の場合、中1・中2・中3それぞれの9教科×5段階=45点が3学年分で135点。これを10倍にして450点満点になる。つまり中1の成績も、中3と全く同じ重みで内申点に影響する。
中1で評定を落としてしまうと、中2・中3で挽回するのは難しい。中1から定期テスト・提出物・授業態度の3つをしっかり押さえる必要がある。
中2と中3の2学年が対象の都道府県
神奈川県は中2と中3の2学年分が対象だ。中1は内申点に入らない。
神奈川県の計算方法は、中2の9教科(実技は2倍)+中3の9教科(実技は2倍)で合計135点満点。中2から本格的に内申点が決まり始めるため、中2の1学期から対策が必要になる。
中1は内申点に入らないが、だからといって手を抜くのは危険だ。中1で学習習慣が身につかないと、中2で急に評定を上げるのは難しい。中1は内申点には直結しないが、土台作りの時期と考えるべきだろう。
中3のみが対象の都道府県
東京都、愛知県、福岡県、北海道など、多くの都道府県は中3の成績だけで内申点が決まる。中1・中2の成績は公立高校入試の内申点には使われない。
中3のみ対象の場合、中1・中2で評定が低くても、中3で挽回すれば内申点は問題なし。逆に中1・中2で評定が良くても、中3で下がれば内申点も下がる。
ただし私立高校の推薦入試では、中1から中3まで全学年の成績を見る場合が多い。公立は中3だけでも、私立も視野に入れているなら中1から対策しておく方が無難だ。
学年別の取り組み方
中1:学習習慣の確立
中1は、全学年対象の都道府県なら即戦力の時期。中3のみ対象の都道府県でも、学習習慣を作る重要な時期だ。定期テストの勉強の仕方、提出物の管理、授業への姿勢を身につける。
中2:本格対策のスタート
中2は、どの都道府県でも対策を本格化すべき時期。中2が対象に入る都道府県なら直結するし、中3のみ対象でも中2で基礎を固めておかないと中3で苦労する。部活が忙しくても、テスト2週間前からは集中して勉強する習慣をつけよう。
中3:最終仕上げ
中3はどの都道府県でも内申点に直結する。特に2学期の成績が最も重要になる県が多い。この時期に評定を1つでも上げられれば、志望校の選択肢が広がる。実技教科も手を抜かず、9教科すべてに全力で取り組もう。
転居する場合の注意点
中学生の途中で引っ越すと、転居先の都道府県のルールが適用される。中1から頑張って評定を取っていたのに、転居先が中3のみ対象だと、中1・中2の成績が内申点に反映されないことになる。
逆に中3のみ対象の都道府県から全学年対象の都道府県に転居すると、過去の成績が急に必要になる。転居が決まったら、早めに転居先の内申点制度を確認しよう。
まとめ
中1の成績が内申点に入るかは、都道府県によって違う。全学年対象の県なら中1から即戦力、中3のみ対象の県でも中1で学習習慣を作ることが大切だ。
自分の都道府県がどのパターンか知ることで、いつから本格的に対策すべきかが見えてくる。対策開始が遅れて後悔しないよう、早めに確認しておこう。
ナイシン先生
教育業界経験者 / データ分析の専門家
教育業界で営業・マーケティングを3年間担当。保護者からの相談を数百件受けた経験をもとに、 47都道府県の内申点制度を徹底的に調査・分析し、このサイトを開設しました。 データに基づく正確な情報提供を心がけています。
データ確認協力: 各都道府県教育委員会
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